ここもイイ! 3
もう一つの収集に、グランドマア・モーゼスの作品群がある。
アメリカのおばあちゃん画家である。
七十五歳で油絵を始め、農婦として働いた「メープルシュガーの取り入れ」や「古い台所」の田園風景を描き、「冬の古い屋根のついた橋」の珍しい絵もあり、百歳をこえるまでキャンバスに向かい、素朴な絵を描いたという。
「シュガーキャンディー」は一番華やかな想い出か。
都庁が新宿に移り、新宿駅西口の人の流れが増えたようだ。
少しゆとりの時間のある時、裾の広がったビルの42階まで、エレベーターで一気に上れば、この安田火災の美術館は、彫刻を配した展覧回廊から導かれ、青児や「ひまわり」のほかにも、思いがけない出会いを果たしてくれる。