なんて素敵な・・・☆6
リビングを離れ、次はベッドルームへ。
小さい(といっても八畳くらいか)空間を独り占めするダブルベッドには生成りの布がカバー代わりにかけられ、枕元の床には二十冊くらいの本が(まるでそれ自体がオブジェのように)・シグザグに積まれています。
そのてっぺんにあったのは、アンドレ・マルローの『人間の条件』。
同じく枕元の壁に画鋲でとめられた数枚のセピア色の写真。
「これはご家族の写真ですか」と尋ねる編集者。
「いいえ。蚤の市で買ったんです。私とは全然血のつながっていない人たちです」と答えるローリー。
洗面所には半円や三角など、フレームのないむき出しの鏡(そのうちの一枚は、たぶんわざと割ったであろうと思われるいびつな形だった)が何枚か壁に貼られ、その鏡と壁の間に挟み込むようにして、異国から届いたポストカード、古いトランプのクイーソ、ドライフラワーのバラ、針金のオブジェなどが飾られていました。